2018.3.12

Googleアナリティクスとの上手なお付き合い(前編) ~5つの強み~

【マーケティング担当者向け連載】データ×ツールを効果的に活用する(第1回)

工藤 麻里(株式会社日本ビジネスプレス)

メディア 分析
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自己紹介:
JBpressのグロースハックを担当しております、工藤と申します。どうぞよろしくお願いいたします。簡単な略歴を申し上げますと、新卒で株式会社リクルート(現ホールティングス)に入社、その後株式会社MediaShakers(R25を作っていた会社です)への出向を経て退社後、日本ビジネスプレスに勤めております。リクルートではシステム部にてログ集計システムを担当していたことから、ウェブサイトの分析や可視化分野に興味があり、関連するお仕事に携わらせていただいております。

連載について:
私の連載では、主にMediaWeaverをご利用いただいているメディアのウェブ担当者の皆様を対象として連載いたします。
 ・データをどのように取得し、業務に生かしていくか?
 ・データ分析担当者自身の業務効率化をするためには?
 ・JBpressのグロースハック体験談
などの切り口で皆様のお役に立つ情報をご提供していきます。メディア各社では、専属のマーケット担当者が1人または数人しか居ない、または0人(全員兼任)という会社もございます。そのような環境でいかにツールを使って業務を効率化し成果につなげていくか?という観点で書きたいと思います。

第1回目は、おそらく皆様が業務で活用されているウェブサイトのアクセス解析サービス、「Google アナリティクス」についてご紹介します。

Google アナリティクスとは?

Google アナリティクスとは、Google社が提供し全世界で使われている無料のウェブサイトのアクセス解析サービスです。今ではウェブサイトを立ち上げると同時に当たり前のように使い始めるほど広く認知されるようになりました。有料サービスもありますが、月間130万円以上し高額であるため(※)、ほとんどのサイトでは無料版を利用しています。無料版でも100以上のレポートが提供され、リアルタイムでメディアの数値を簡単に確認できます。
非常に便利なサービスではありますが・・・実はメディアにとって「Googleアナリティクスだけ使いこなせば万全」というものではないのです。そのためこのサービスと上手にお付き合いするための5つの強みと5つの弱みをまとめます。

※Google アナリティクスのURLはこちら

※有料版の価格は参考価格です。実際に導入される際は代理店を通して問合せをお願いします。有料版の紹介画面はこちら

 

5つの強み ~Googleアナリティクスでできることはこんなにある~

Googleアナリティクスできることはたくさんあります。

1.集計が速い

常に数時間前の情報が集計されています。リアルタイムレポートにて現在訪れているユーザー数を確認することもできます。

レポート>リアルタイム を開くと現在のアクティブユーザーが表示されます

 

2.すぐに概要を把握できる

レポート画面を開くだけで、ユーザー・ページビュー・セッション・などの情報などを一覧で確認でき、日別推移のグラフも表示されます。

レポート>ユーザー>概要 を開くと概況がすぐに把握できます

 

3.独自の切り口のレポートを作れる

Google アナリティクスの標準レポートでは、例えば「日別のページビューやユーザー数」を確認することができません。その数値を確認したい場合は「カスタムレポート」を作成します。また各種データをデバイス別(PCとスマートフォンに分けて)見たい場合やページを限定して見たい場合は「セグメント機能」が便利です。そのように、標準レポートでは表示されていない切り口のレポートを自分で作成することが可能です。

カスタム>カスタムレポート から、時間帯×デバイスごとの訪問数の推移を確認しています

 

4.Google Search Console、Google タグマネージャ などの周辺ツールとのつなぎこみができる

以下のサービスと接続できます。接続することでウェブサイトの管理やグロースハックの業務負荷が軽減されます。

Google オプティマイズでABテストパターンを作成中の画面

 

5.これだけできて無料!

ここが一番ありがたい点ですね。上記に挙げた機能はすべて無料版で利用できます。無料でこれだけのサービスを利用できることが、Google アナリティクスの魅力です。

後編ではGoogleアナリティクスの5つの弱みをご紹介いたします。

 

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