2018.5.14

ページビュー数を増やすために(1)まずは目標を整理

いつまでにどの山を登るのか

小川 卓(株式会社日本ビジネスプレスCAO)

メディア 分析
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ページビュー数を増やすために(1):まずは目標を整理しましょう

皆さんのメディアの重要なゴールの1つに「ページビュー数を増やす」があるのではないでしょうか。ページビュー数が増えれば、より多くの読者に記事をお届けすることができますし、広告収入の増大にも貢献することが可能です。

しかし、「とにかく増やしたい」「増えて欲しい(願望)」という思いだけではページビュー数は増えていきません。そこで、「ページビュー数を増やす」をテーマに、連載形式で実現するための考え方やデータの活用方法を紹介していきます。

最初に:
いつまでにどれくらいのページビュー数を達成したいのかを決める

年間あるいは月間の具体的なページビュー数目標を決めていますか?例えば「12月までに月間3,000万ページビュー数」といった形です。多ければ多いほど良い!と思ってしまう気持ちはよくわかるのですが、目標を決めないと改善への取組も評価もできません。

目標ページビュー数を決めるというのは山登りと似ています。「とにかく高い山を登りたい」という思いだけでは登山が成功する確率は低くなります。「どの山」を「いつまで」に登りたいのか。ここで大切なのは数値(山の標高)と時期(登山スケジュール)の両方を決めることです。片方だけではいけません。

(山の標高)と(登山スケジュール)の両方を決めよう


何故、これらを決める必要があるのか?それは数値と時期によって行う取り組みが変わってくるからです。「来月ページビュー数を2倍にしたい!」というのと「1年かけてページビュー数を1.5倍に伸ばしたい」ではその実現手法が変わってきますよね。前者であれば広告など有料でも集客を集めないといけないでしょうし、後者であれば提携やサイト内の改善によって実現するかもしれません。必要お金や行う打ち手も変わってきます。

先ほどの山登りに例えるのであれば「エベレスト」を登るのか「高尾山」を登るのかによって必要な装備・人員・予算なども変わってくるというのはイメージしやすいのではないでしょうか。

「数値」や「いつまで」はどのように決めるのか?

いつまでに関しては、筆者がオススメしているのは半年後、あるいは1年後のページビュー数を決めるということです。毎月決めるのは現実的に難しいことが多く、また1年以上後となってしまうと外部環境等の変化により先が読めず、現実的な数値を設定することが難しい場合がほとんどです。

具体的にいくつにするのか?これは会社やサイトによって変わってきます。売上目標があるのであれば、そこから逆算して決めるというのも1つの方法です。ウェブサイト上での広告収入目標が1年後には1.5倍であれば、同程度のページビュー数増加が必要かもしれません。

また同業他社と比較するという方法もあります。公開されている情報などから、同業他社と比較してどの数値を目指すか?を決めるのも良いでしょう。

最後にもう1つの重要な視点は、過去の傾向を見るというものです。過去数年のページビュー数の変遷を見ながら目標を決めるというのも現実的な方法です。

いずれにせよ、大切なのは何かの根拠を持って数値を決め、その数値をちゃんと共有することです。いつまでにどの山を登るのか?ぜひ、最初にこの部分を決めてください。
 

■次回予告:戦略を決める
PV数の目標を決めました。次に大切なのはそれをどのように達成するか?という方針を決めです。次回は「戦略」と「戦術」に違いについて触れながら、自社メディアの改善方針を決めるというテーマを紹介いたします。お楽しみに。

株式会社日本ビジネスプレスCAO

小川 卓

【プロフィール】University College London (UCL:英国)・早稲田大学大学院理工学研究科を卒業。渡米・渡英合計14年。TOEIC 965点(2010年)・GAIQ(2017年)・ウェブ解析士マスター(2016年)。趣味はピアノ・テレビゲーム・サッカー・温泉。ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてウェブ解析の啓蒙・浸透に従事。株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役。2018年3月より株式会社日本ビジネスプレスCAO。

 

※日本ビジネスプレスではMediaWeaver(メディアウィーバー)をご利用のメディア様向けに「グロースハックコンサルティングサービス」を行っております。ぜひ担当者までお声掛けください。

 

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