2019.5.13

AIの種類と分析の世界に与える影響

小川 卓(株式会社日本ビジネスプレスCAO)

トレンド 技術
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今回はGoogle アナリティクスのテーマから少し離れて、AIについての少し話をします。ZOZOテクノロジーズの野口さんが紹介されている8つのAIの分類を元にウェブサイトの分析や改善が今後AIによってどう変わってくるか?また皆さんの業務にどう影響を与えるか?というコラム的な内容になります。
 

AIで出来る8種類のコト

ということで早速、野口さんの分類を紹介します。
 


2軸でAIについて分けています。それぞれを関単に説明しておくと

  • 【型】

人間代行型:人間が今まで出来ていたことを、AIが行ってくれることにより効率化する
人間拡張型:人間が現在出来ていないことを実現する、あるいは既に行っていることを更に良くするためのサポートを行う

  • 【系統】

識別系AI:人間の「目」や「耳」の代わりをしてくれる
予測系AI:過去のデータから現在を把握し、未来に何が起きるかの仮説を出す
会話系AI:人間の「口」の代わりをしてくれる、自然言語などの分野
実行系AI:人間の「手」や「足」の代わりをしてくれる。具体的なアクションを伴う

ぜひ、この考え方を皆さんが現在取り組んでいる業務や企業でのビジネス・ミッションにあてはめていただきたいなと思っています。AIについて話をするときに、どの部分についての話なのかを整理する上でも役立つでしょう。

というわけで、私自身も早速、自分の専門分野である「ウェブアナリティクス」に対してあてはめてみました。


ウェブアナリティクスの分野は、AIがここ数年で存在感を増した数年でした。

昔から「予測系AI」に関しては私のようなウェブアナリストまたはデータサイエンティストが行ってきた領域です。この分野においては、Google アナリティクスのインテリジェンス機能(詳しくはhttps://support.google.com/analytics/answer/7411707?hl=jaを参照)や Adobe Sensei (詳しくはhttps://www.adobe.com/jp/sensei.htmlを参照)などもあり、少しずつ分析の自動化が進んでいくのではと筆者も考えています。

識別系と実行系はウェブアナリティクスの世界ではセットになると考えており、文章・画像・動画を識別し、識別された特徴とログデータ及び売り上げとコストデータが結合されます。結合されることにより、「何が」成果に繋がりやすいかを発見することが出来るようになり、その結果を元にクリエイティブを作成する実行系AIを活用するというような流れです。

ウェブアナリストにとっては、上記を意識しながら、どのようなスキルセットを身に着け、キャリアを歩むのかを考えていく必要がありましょう。単純なデータ出しと集計、そこからの気付きに関しては間違いなくAIが今後は実行することになるでしょう。そうすると、そもそものゴールやKPI設計、AIに活用してもらうためのデータ設計や整備などの重要度が増していくでしょう。またその結果を伝えるためのコミュニケーション術も必要でしょう。


今回はウェブアナリティクスを例に紹介しましたが、皆様も自分の業界・自分の会社・そして自分自身にとって、8つの分類を意識しながら、AIがどう自分に影響を与えるのかを考えてみてはいかがでしょうか?

株式会社日本ビジネスプレスCAO

小川 卓

【プロフィール】University College London (UCL:英国)・早稲田大学大学院理工学研究科を卒業。渡米・渡英合計14年。TOEIC 965点(2010年)・GAIQ(2017年)・ウェブ解析士マスター(2016年)。趣味はピアノ・テレビゲーム・サッカー・温泉。ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてウェブ解析の啓蒙・浸透に従事。株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役。2018年3月より株式会社日本ビジネスプレスCAO。

 

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