2021.4.19

Googleサーチコンソール活用 第2回:「検索パフォーマンスレポート」を活用して流入キーワードの傾向を把握する

小川 卓(株式会社日本ビジネスプレスCAO)

分析 メディア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前回の記事では自社への流入キーワードを見るための「サーチコンソール」の設定方法について紹介いたしました。設定が完了すると検索のデータが集まり始めます。集まったデータを確認するための方法を今回は紹介いたします。

サーチコンソールで検索のデータを見ることが出来るのは「検索パフォーマンスレ」のレポート群です。複数のレポートありますが(サイト種別によって出たり出なかったり)まずは「検索結果」のレポートを確認してみましょう。

検索結果レポート

左側から「検索結果」を選ぶと以下のようなレポートがページの上半分に表示されます。

こちらのレポートでは4つの内容が表示されます。

合計クリック数=Googleの検索結果のページから自社サイトへのリンクをクリックした回数(PDFファイル等も含む)
合計表示回数=Googleの検索結果ページで自社サイトへのリンクがブラウザ上に表示された回数
平均CTR=CTRはClick Through Rate(クリック率)の略称で、合計クリック数 割る 合計表示回数のわり算となります
平均掲載順位=Googleの検索結果ページで自社サイトへのリンクが平均何位に掲載されていたかを表します

実数値以外にも、棒グラフで日ごとの推移などを確認することが可能です。この変化を見ることで、「クリック数が増えているのか?」「平均順位はどのように変化しているのか?」などを確認出来ます。

「検索タイプ:ウェブ」そして「日付:過去3ヶ月間」のところをクリックすると、条件を変更することも可能です。

「検索タイプ」では、検索者がどのような種類の検索をしたかを指定できます。

また「日付」では名前の通り期間を変えたり、また2つの期間を比較して変化率を見たりることも可能です。

 
さて「検索結果」のレポートを下にスクロールをしてみると表が出てきます。

上のグラフはサイト全体の数値を表示していましたが、表ではキーワードごとに4つの数値を見ることが出来ます。並び替えも可能ですので、クリック数が一番多いキーワードや表示回数が一番多いキーワードを簡単に確認出来ます。

先程紹介した「期間」に連動していますので、こちらも期間を変えることであわせて数値が変わります。そのため「直近1週間の結果」や「先月の結果」などを確認出来ます。

この表にもいくつかオプションが存在します。表の真上の部分です。簡単に紹介しておきますね。

 クエリ:キーワード別のデータ
 ページ:クリックしたリンク(記事やPDF)ファイル等)のURL単位のデータ
 国:どの国から訪問したのか
 デバイス:モバイル・PC・タブレットの分類
 検索の見え方:通常の検索結果・動画・AMPなど様々な種類ごとのデータ
 日付:日ごとのデータ

また表の右上にある逆三角形のボタンを押すことで、行の絞り込みが可能です。例えば「特定文字列だけを含む」あるいは「10位以下のみ」といった具合です。

DiscoverとGoogleニュースのレポート

「検索結果」のレポートではユーザーがGoogleの検索エンジンで検索を行った結果が集計されていましたが、Googleが提供している他のサービスでも皆さんのメディアが表示されている可能性があります。

1つは「Discover」、もう1つは「Google ニュース」です。DiscoverはGoogleアプリに掲載される枠のことを指します。

■Discover

「Google ニュース」は以下のサイトに掲載される枠のことを指します。
■Googleニュース
https://news.google.co.jp/

 
この2つの枠での掲載情報に関してもサーチコンソールで確認を行うことが出来ます。「Discover」と「Google ニュース」共にレポートフォーマットは一緒です。「検索結果」との違いは以下のとおりです。

 ・キーワードで検索しているわけではないのでキーワード関連のレポートはない
 ・また掲載順位という概念が無いので、順位に関するレポートはない

■Googleニュースのレポート


 

最後に

今回はGoogleサーチコンソールで検索に関する数値の見方を紹介してきました。自社に流入しているキーワードやその変化を見るだけでもトレンド把握に繋がりますし、記事を執筆する上でのヒントになります。ぜひ「検索の今」を把握するためにも、サーチコンソールのデータは定期的にチェックしておきましょう。

次回はこれらデータを使ってどのように改善を実現してばよいかに迫ります。

   第1回:自社サイトで流入キーワードや順位を見られるようにする
   第3回:検索流入を増やすべきキーワードとページを見つけるための方法
   第4回:選んだキーワードに対して、ユーザーと検索エンジンに求められるコンテンツを書く方法
 

株式会社日本ビジネスプレスCAO

小川 卓

【プロフィール】University College London (UCL:英国)・早稲田大学大学院理工学研究科を卒業。渡米・渡英合計14年。TOEIC 965点(2010年)・GAIQ(2017年)・ウェブ解析士マスター(2016年)。趣味はピアノ・テレビゲーム・サッカー・温泉。ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。複数社の社外取締役、大学院の客員教授などを通じてウェブ解析の啓蒙・浸透に従事。株式会社HAPPY ANALYTICS代表取締役。2018年3月より株式会社日本ビジネスプレスCAO。

 

※日本ビジネスプレスではMediaWeaver(メディアウィーバー)をご利用のメディア様向けに「グロースハックコンサルティングサービス」を行っております。ぜひ担当者までお声掛けください。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加